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2007年7月 1日 (日)

ジョウジョウとアヒルとピラニアたち

Yume08_1第9回 竹洞組前夜⑨

城定監督の作品には、よく動物が登場します。
映画界ではルイス・ブニュエルか城定秀夫かと言われているぐらいです。

『味見したい人妻たち』(2003)では、監督が飼っていたハムスターが僕の腕やレコード盤の上を走り回っています。
元々普通の民家をスタジオとして貸し出している場所で、縁側を開けっ放しで撮影していたところ、7~8匹連れてきた中の2匹が行方不明になってしまいました。

やがて山に逃げたハムスターは巨大化・凶暴化し、人を襲い始めました。
その話をモデルに、韓国のボン・ジュノ監督は『グエムル』を撮ったと言われています。

オムニバス『情無用の刑事まつり』(2005)中の一編『刑事ローグ』には、3種類の動物が出演しています。
金魚、アヒル、そしてサーモン。
サーモンは僕ですが、アヒルは無論あびる優ではなく、城定監督が家で飼っている本物のアヒルです。

『刑事ローグ』では、僕よりもアヒルの方が画面に映っている時間が長かったので嫉妬しました。
このアヒル、しばしば城定作品に顔を出すらしく、僕が出演していない他の作品では川に放ったアヒルが流されそうになったそうです。

城定監督も半狂乱で「ボクのアヒルを捕まえてぇ~!」と絶叫していたとの噂。
ハムスターが行方不明になった時は割とクールだったのに、えらい違いです。
きっとアヒルの方が値段が高かったんでしょう。

Vシネマ『飼育の教室 疑惑の化学実験室』(2004)の現場では、もう一匹の未知の生命体(UMA)に出会いました。
竹洞組でもおなじみの野生児・松浦祐也クンです。

松浦クンは役者志望でしたが、最初は制作部として映画業界に入りました。
実は『味見したい人妻たち』にもスタッフで参加していたのですが、その時はおとなしい印象でした。

『飼育の教室~』の時になると、既に役者として高校生役で出演していました。
僕も高校生役のエキストラで行ったんで(ここ、笑うところです)ずっと見てたんですが、松浦クンはカメラ前で何かやってやろうという意識が強すぎ、カット尻に不必要なアドリブを入れてました。
深い考えに裏打ちされているわけでもなく、野生のカンの赴くままに勝手に細胞が反応しているかのような動き。
まるで平成の世に蘇った、「ひとりピラニア軍団」のようでした。

ピラニア軍団をGoogleで検索

僕の第一印象は「うわー、共演者やりづれーだろーなー」。
後に竹洞組で共演しましたが、芝居中は本当に絡みづらいです。

しかし松浦クンのアニマルパワーは次第に周囲の人を動かしてゆき、最近では映画『初恋』で宮崎あおいと、JALのCMで妻夫木聡と共演するなど、とどまるところを知りません。
今回のR18 LOVE CINEMA SHOWCASEの予告編撮影中にも、代々木公園に遊びに来ていた一般の方のダックスフントを怒らせ、ガチで追いかけられる奇跡を起こしました。

これからも、メジャー・マイナーどちらの世界でも鼻つまみ者にされるような存在でいてほしいと思います。

小さくまとまんなよ。

(写真は竹洞組最新作『終わらない始まり』で漫才コンビを演じたサーモンと松浦クン)

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