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2007年6月18日 (月)

YONIN

Udon11_1第7回 竹洞組前夜⑦

前回に引き続き、僕のピンクデビュー作『夢野まりあ 超・淫乱女の私性活』(2002/山内大輔監督)のお話です。
(前回を読んでない方はこちらから)

あるお方の奇行のおかげでほとんど初日の撮影ができず、2日目・3日目で帳尻を合わすハメになったこの作品。
出番も役も全面的に変更になり、僕は急遽ランパブの客となりました。

さて、チーフ助監督の城定秀夫氏が寝ないで考えたランパブシーンの内容とは?

まず、最初に店を訪れた柳東史アニキがオキニのランパブ嬢・ゆきさんにプレゼントを持参します。
プレゼントの中身は・・・ゴーヤ。
しかしゴーヤでは彼女のハートを掴むことができず、軽くあしらわれ、帰っていきます。

今度は別の客=僕が現れ、 ゆきさんにマツタケをプレゼント。
すると、ゴーヤの時とはうってかわって大喜び。
彼女と僕はラブホでHに至る・・・というものでした。

ゴーヤは本物でしたが、マツタケは城定氏がシイタケを加工して作ったものでした。
元の台本にはマツタケなど出てこなかったのに、いつの間に作ったんでしょーか。驚きです。

僕はピンク初出演&初絡みでただでさえ緊張していたのに、
(ピンクで使うカメラはビデオカメラと違い、回る時にでかい音がするので最初は面食らうのです)
台本は当日変更になるし、なぜか先輩役者の柳アニキが僕のシーンをずっと見学してるし、やりにくいったらありゃしませんでした。
絡みはサーモンなのにほとんどマグロ状態で、終始ゆきさんのリードで終わりました。

僕も柳アニキもゆきさんも、自分が出る部分の改訂台本(しかもキッタネー字の手書き)しか渡されなかったため、全体像が見えず、この作品が一体どんな話になるのか見当もつきませんでした。
柳アニキは覆面のレイプ魔役という設定こそ変わりませんでしたが、シーンの意味合いや量・順番が変わって、演じている最中何が何だか判らなかったといいます。

しかも柳アニキの拘束日は初日とこの2日目だけ。
3日目はいなかったので、別の役で来ていた俳優・平川直大さんと城定氏、セカンド助監督の江利川氏が代わる代わるマスクを被って柳アニキの役を演じました。

一人四役ならぬ、四人一役。
通常、猫や犬や馬が主役の動物映画でしか見られない手法です。
この作品を注意して見ると、カットによってマスクマンの背が伸びたり縮んだり痩せたりお肉が付いたりしてる気がしますが、きっと目の錯覚です。

2日目・3日目は何とか作品を成立させるだけの分量を撮りきり(もちろん最初の台本とは内容が違いますが)、前例のないアバンギャルドな映画が完成したのでした。

初号試写の日。
誰もが作品の全貌を初めて知り、そして、驚愕しました。

つ、つながってる・・・

4人のマスクマンが、違和感なくつながっていました。
路頭に迷っていたキャスト陣も、ジグソーパズルのピースが合わさるかのごとく噛み合っていました。
これこそまさに映画のマジック・・・

山内&城定コンビの粘りと機転もさることながら、あの過酷な状況下で空中分解寸前の作品を鑑賞に堪えうる商品に仕上げたカメラワークの力も凄いなと思いました。

そのカメラマンこそ、後に竹洞組のレギュラーとなる創優和氏でした。
この作品以来、創さんには誰よりも多い回数、僕の恥ずかしい姿を撮ってもらってます。

次回に続きます。

(写真は『恋味うどん』の現場で、柳東史アニキ(右)と)

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