花火・松浦・料理・犬笛
第6回 『思い出がいっぱい』④
『思い出がいっぱい』から、竹洞組の無謀ロケはスタートしたのですが、
それに伴って、現場シェフとして現場に出動する機会が増えました。
自分で最初に料理をしたのは、
小学校三年生の頃です。
授業で覚えたフレンチドレッシングを作って、両親に振る舞いました。
肝心のサラダを作らず、ドレッシングだけだったので、
喜ばれるどころか、叱られたのを覚えています。
数年後、母親は洋食屋で外食した時に、
海老フライに付けるタルタルソースが、
高級カレー用の器に入って出てきたので、
スープと間違えて飲んでいました。
『濃いなあ。濃いなあ』と言いながら全部、飲んでしまいました。
そんな訳で、松浦祐也の話をします。
この作品で松浦と出会った事は、
俺の現在に多大な影響を与えています。
(脳)ミタカ商事が出来たのは、
松浦が次作『待人物語』のアフレコ後の飲み会の席で、
全裸で『男祭り』なる乱痴気騒ぎを
引き起こしたのが
きっかけだからです。
松浦の話、終わります。
この『思い出がいっぱい』の中で、
一番好きなシーンは、
夜の校庭で主人公達が花火をするシーンです。
楽しそうな彼らの姿を遠目に見ながら、
俺は遥か昔に過ぎ去った十代の頃を思い出しました。
映画で描かれているような過去は、
思い出せませんでした。
経験がない事を思い出そうとしても無理。
『無理』という単語でサンプラザ中野を連想し、
『無茶』という単語でジョニー大倉を思い出す世代の俺です。
と、ここまで書いて気付きました。
『思い出がいっぱい』にまつわる話で、
引っ張り過ぎてはいまいかという事に。
終わります。
今日は、マイティ井上の『エマの面影』を聴きながら書きました。
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